秋田県病院薬剤師会 Akita Society of Hospital Pharmacists

秋田県病院薬剤師会 秋田県内の病院・診療所等に勤務する薬剤師の倫理及び学識の向上発展を図り、県民の健康の増進に寄与することを目的とした団体です

 
 
 

会長挨拶

秋田県病院薬剤師会会長 菅原 信幸
秋田県病院薬剤師会会長
菅原 信幸

平成20年5月の第44回秋田県病院薬剤師会総会で再任され、もう2年間会長を努めることになりました。日本病院薬剤師会においては、伊賀会長から堀内会長に交替し、副会長も全員交替するなど、メンバーが大きく変わりました。また、副作用を事前に防止するため、バイタルサインのチェックやTDMのための採血など、薬剤師の新たな業務が提唱されています。私たち薬剤師が、薬について安全性を担保するのは、当然の業務となってきており、また、国民もそれを望んでおります。平成19年4月には医療法が改正され、「医薬品安全管理者」の配置が定められ、「標準業務手順書」の作成が義務付けられました。医薬品を安全に使用するには薬剤師の積極的な関与が、法的にも求められています。それぞれの病院の実情に合った「安全」に関しての取組みをおこなっていきたいと考えています。


また、平成22年5月には、6年制の学生の実務実習が始まります。秋田県は薬科大学がありませんので、宮城県や青森県、福島県のようにかなりの数の学生の実習を引き受けることは無いと思いますが、それでも、故郷実習を希望する学生は50名ほどいると思われます。幸い、県内の24施設で第1期~第3期で100名弱の学生の受入が可能とのアンケート結果がでております。認定実務実習指導薬剤師の資格も7名が取得しており、平成22年の実務実習開始時までには、各施設最低1名の認定実務実習指導薬剤師の配置が可能だと思われます。次世代を担う薬剤師を育成するために、秋田県病院薬剤師会としても、積極的に学生の受入を行なっていきたいと考えています。


がん治療に関しての薬剤師の取組みとしましては、秋田県では3名の薬剤師が3ヶ月間の指定施設の研修を終えて、「がん薬物療法認定薬剤師」の資格を取得しました。また、秋田大学医学部付属病院薬剤部では、がん薬物療法認定薬剤師の研修指定施設の取得に向けて準備中であり、早々の指定が望まれております。指定されることになれば、これまで県外の施設で行なわなければならなかった研修が県内でも行なえるようになり、「がん薬物療法認定薬剤師」や「がん専門薬剤師」の資格が取得しやすくなり、県民のがん薬物療法に大いに貢献できるものと思われます。


医療制度関連法案の成立や平成20年4月の診療報酬改訂で、在宅医療に関する点数が大幅に見直されたことにより、今後益々在宅医療が進むものと思われます。また、平成20年4月から処方箋様式が変更になり、後発医薬品の選定を患者さんと相談の上、調剤薬局の薬剤師が行なえるようになりました。このため、病院では、患者さんがどこのメーカーの薬剤を服用しているのか分かりにくい状況がうまれてくると思われます。このようなことから、調剤薬局に勤務する薬剤師と、病院に勤務している薬剤師との連携が非常に重要になってきます。秋田県は、病院薬剤師会の会員の9割近くが秋田県薬剤師会にも入会していますので、連携を強化する下地はできております。今後とも、秋田県薬剤師会と連携を取りながら、少しでも県民の健康増進と医療に貢献できるよう取り組んで生きたいと考えています。


もう2年間、病院で薬剤師が取り組んでいる「くすり」の安全に係る業務が、患者さんに正しく理解して頂けるよう頑張っていくつもりですので、会員の皆様の御協力をよろしくお願いします。